吉田のうどんのことなら「富士吉田発・吉田のうどんなび」にお任せください。高校生目線で富士吉田地域のうどん屋さんを紹介しちゃいます。

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吉田のうどんについて

 富士吉田は、冷涼な気候と地質的な問題から稲作には向かない土地でした。そのため、大麦・小麦の生産が中心とならざるを得ず、稲作が農業の中心となったのは昭和に入ってからであり、富士吉田でうどんが作られるようになった背景には、このような事情があったのです。
 元来、富士吉田におけるうどんは、正月や結婚式など晴れの日に供される特別な食べ物であり、日常食ではありませんでした。それが、交通網の発達により増加した登山客や、富士吉田の主要産業である織物を買い付けに来る人々に対して食事を提供するため、次第にうどん屋が軒を並べるようになったのです。さらに、大阪周辺から来る問屋が、土産としてうどんの玉を買って帰るようになるに至り、富士吉田のうどんは、主として地域外から訪れる人々に提供される食べ物として、地域に根付いていったのです。
 富士吉田のうどんの特徴として、「麺の太さ・硬さ」が挙げられます。その由来としては、主要産業である織物業が女性中心であったため、力の強い男性がうどんを打ち、食事として用意したからだと言われています。
 富士吉田市商工観光課は、2000年に、市内に多数存在するうどん屋を、富士吉田市における観光資源であると位置づけ、「うどんマップ」を作成し、地域内外の観光案内所などで配布することにより、「吉田のうどん」を全国にアピールしたのです。以来「うどんマップ」は、毎年その内容を更新しながら発行されており、2000年当時には39店しか掲載されていなかったうどん屋が、2010年には61店にまで増加しています。そして現在では、「吉田のうどん」は、地域のブランドとして確立され、全国的に知られるまでになったのです。

 なお、より詳細な内容につきましては「地理」の授業でまとめられたこちらのファイルをご覧になってください。